ちまたでは住宅情報誌やネット、家のポストに投函されるチラシなど、様々な住宅情報で溢れています。
いざ選ぼうと思っても、情報量の多さに目移りしてしまいますよね。
今回は、何が自分にとって最適なのか。
数ある物件情報の中から「ターゲットを絞る」コツをご紹介します。

ポイント1

エリアで絞る。

「どこに住みたいか」というのは、新築・中古、分譲・賃貸に関わらず、
住まいを決める上でもっとも大切なことの1つです。
自分はもちろん、家族の通勤や通学の利便性、周辺環境などを考えながら、
まずは希望のエリアをいくつか絞ってみましょう。

  • 中古住宅を購入した理由は?

    中古物件を購入した人にその理由を聞いたところもっとも多かったのは「希望エリアの物件だったから」という回答だった。
    それだけエリアを重要視しているということが分かる。

ポイント2

優先順位を決める。

エリアをある程度絞ったら、条件の優先順位を決めていきましょう。
たとえば「広さ」「利便性(交通アクセス)」「築年数」「耐震性」などが挙げられます。
自分はもちろん、家族のライフスタイルに応じて、また将来も踏まえた長期的な視野で考えることもポイントです。
あまり厳しく条件を決めすぎると物件数が少なくなってしまいます。
ある程度大まかに決めておき、優先順位に準じて絞り込んでいくと効率的です。
また、条件としてどこまでが絶対で、どこまでが譲れる範囲なのかも
想定しておくと物件選びの際の迷いが少なくなります。

広さと間取り

住む人の人数や家族構成によって、広さや間取りを検討します。
ポイントは現時点だけでなく、将来の変化も想定して考えること。たとえば出産、子どもが独立した後のこと、両親との同居なども含めて検討していきます。
最近ではライフステージに合わせて住み替えたり、改築したりできる住まいを選ぶのも1つの選択肢となっています。

利便性(交通アクセス)

最寄り駅からの距離も住まいを選ぶ上で重要な条件になります。
自分や家族の通勤、通学時間などにも直接影響しますので、徒歩何分までならOKか、
あるいはバスを利用しても良いかなど、あらかじめ家族の考えをまとめておくとスムーズです。
また、将来売ったり貸したりする可能性が高いのであれば、最近は利便性を重視する傾向も高く、より「駅近」の方が人気が高くなります。

築年数

築年数が古いほど物件価格自体は安くなりますが、年数経過とともに傷みや劣化も生じます。
修復やメンテナンスにも費用がかかりますので、
一概に「築年数が経っている方が安い」とも言いきれないので注意が必要です。

耐震性

耐震性を見分ける1つの大きなポイントが、1981年6月の建築基準法改正にともなう「新耐震」「旧耐震」の違いです。
法改正以降に建築確認が行われた物件を「新耐震(基準)」、
以前を「旧耐震(基準)」と呼んでいて、マンションであれば、1982~1983年以前建築年のものが該当します。
また、木造家屋の場合は2000年に現在の基準へと改正されています。

ただし、旧耐震基準で建てられた物件であっても、
耐震改修工事によって新耐震と同レベルの耐震性を保有していることもあります。
一方で、新耐震であっても維持管理が悪いことで基準以下に劣化してしまっていることもあります。
見た目ではわからない部分ですので、慎重な確認が必要です。

旧耐震 1981年6月
建築基準法の
改正
新耐震
旧耐震基準で建てられた建物で、耐震性が低い。
しかし、新耐震に基づいた補修が行われていれば、新耐震並みの耐震性となる場合もある。
震度6程度の地震でも倒壊・崩壊しない耐震性を有している。
1981年6月建築基準法の改正
旧耐震
旧耐震基準で建てられた建物で、耐震性が低い。
しかし、新耐震に基づいた補修が行われていれば、新耐震並みの耐震性となる場合もある。
新耐震
震度6程度の地震でも倒壊・崩壊しない耐震性を有している。

ポイント3

予算で絞る。

予算で絞るためには、不動産の相場を知ることが不可欠です。
相場感を手っ取り早く養うには、不動産情報サイトでエリアごとに様々な物件を検索してみるのが一番の近道です。
路線や駅ごとによっても相場は異なります。また、築年数やブランドマンションか否かによっても変わってきます。
設備仕様や管理状況の違いも価格に反映される要素です。
ちなみに、相場感と懸け離れた掘り出し物があるときには要注意です。
耐震性に問題があったり、事故物件など、
なんらかの「安い理由」があるはずなので、しっかり調べることも大切です。

ポイント4

お目当の物件を集める。

希望する項目の優先順位や、だいたいの相場がわかってきたらいよいよ物件を集めます。
インターネットのポータルサイトや不動産会社のHPを活用しましょう。
また、特定のエリアに強いこだわりがあるのであれば、その地域の新聞折込チラシを集めたり、
その地域で昔からある地元の不動産会社を訪ね歩くのも1つの方法です。
インターネットやチラシに出る前の地元ならではの情報を入手しやすくなります。

プロが不動産取引に使用しているネットワークシステム
「レインズ」に注目

  • 国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営している不動産取引情報が掲載されているシステムで、基本的に一般の買い主が自由に見ることはできない。
    売り出される物件情報は基本的にはこの「レインズ」に掲載され、業者間での取引がなされている。売主と仲介会社の契約形態によってはレインズに情報が掲載されるまでの規定時間に若干の違いがあり、レインズより先に仲介会社のサイトに掲載されているというケースもある。

ポイント5

買いたい物件を絞る。

ある程度の候補物件を集めた後は、いよいよ買いたい物件に絞り込みます。
最近では、不動産や仲介会社、そしてリノベーション会社も、物件探しからローン手配、
リノベーションまでワンストップでおこなってくれる会社も増えています。
利用者にしてみれば様々な手配や交渉窓口が1つになるメリットがあり、人気を集めています。
また、そこまで絞りこまず、まずは希望を元にリストアップされた物件から選ぶ方法もあります。
たとえば住まいサーフィンの会員向けサービス「コンサルティング&価格査定情報通知サービス」は、
収集した情報を独自に査定し、検索ロボットが探す人の条件に従って
コストパフォーマンスが高い順に並べた「コスパ物件リスト」を送付してくれるサービス(有料)。
自分にあった方法でいくつかの物件に絞り、そこから内覧を経て1つに絞り込んでいきましょう。

まとめ

エリアを決めたら
譲れる条件で調整を

物件数が膨大すぎると絞り込むのが大変ですが、逆に条件を厳しく設定しすぎて選べる物件がほとんどないというのも困りもの。たとえば「築年数にはそこまでこだわらなくて良い」「バス通勤も視野に入れる」など、買える額と希望条件の折り合いをつけていく作業も時には大切です。不動産会社に希望エリアと金額を伝えて、売り出し中の物件情報の中から条件の程度を把握するのも1つの方法です。