最近耳にするようになった「不動産のリースバック」
自宅を売却し、それをそのまま使用しながら買い主に使用料を支払う方式のことをいいます。
つまり自宅を資金にしたいけど、そこに住んでいたい!という方にメリットがあるというイメージですね。
では本当にお得なのでしょうか?
損得で言えば、お得ではありません。
当然リースバックをする会社さんは事業でやるのですから、事業になっていなければやりませんよね。
流れとするとまず、自宅を売却する場合の時価の60%~80%で自宅を売却します。
その際に買い戻せる金額も設定します。その買い戻す金額は売却した金額よりも高くなります。
通常の60%~80%で売って、そこに諸経費がのっかって買い戻し、さらに買い戻しまでの間、住んでいる家賃も支払います。
お金だけでみれば、お得ではないということは理解できると思います。
しかも、このようなスキームができるような価値がある家であることが条件になるので、売却できる金額より、ローン残債が上回っている状態ではリースバックをすることができません。
価値が十分にある状態であったら、普通に売却してしまったほうが資金的には良いということになりますよね。
しかし、家は気持ちの問題も多くあります。
長年住んでいる家から離れたくない。
そして資金の目途がしっかり立っている。
リースバックの仕組みをきちんと理解し、損してでもやる価値があるというのであれば話は別です。
資金困難な場合に自宅を利用した資金計画は他にも色々あります。
それぞれメリット、デメリットがありますのでしっかりと比較して検討することをお勧めします。
https://youtu.be/1GPa7cvqTLM