土地を買って注文住宅を建てようとする時に一番難しいのが土地探しではないでしょうか。
建てたい家があり大体の住宅のコストがわかっていれば、総予算から考えると土地の予算は決まってしまいます。
住みたいエリアが決まっていれば、尚更土地探しは難しいものとなってきます。
・住みたいエリアはあまり変えたくない
・総予算もあまり変えたくない
・家の延べ床面積も必要最低限は欲しい
という場合、土地を探し始める前に考えてほしいのが「都市計画」です。
都市計画は街の計画。
商業や工場、住宅などや学校や公園、葬儀場や教会なども勝手に皆が好きなところに建築してしまっては街並みが大きくかわってしまいますよね。そのために行政が計画を立てているものです。
都市計画では敷地に対して建てられる面積の限界を決めています。それを建蔽率と容積率といいますが、建蔽率は敷地に対して上から見たフレーム、つまり1階の最大面積、容積率は延床面積です。
杉並区の建蔽率、容積率をみてください
同じ杉並区というエリアでもこれだけ敷地に対して建てられる面積が変わるのです。
ここから考えてみると
例えば土地の予算が3800万円で40坪の家を建てたい場合
建蔽率50%、容積率100%の場所では土地を40坪買わなくてはなりません。
土地代が3800万円だとすると坪90万円の土地です。
建蔽率70%の場所であれば土地が19坪あればよいので土地の坪単価が坪単価200万円の土地が買えます。
建蔽率・容積率が大きければ土地を少なく買って大きな家を建てることができますが、図のように3階建など縦に長くなってはいきます。2階建やお庭を楽しみたい方には難しいですね。
また建蔽率や容積率は街作りの計画ですので当然建蔽率・容積率が小さい方が街としてゆったりとした雰囲気があります。なにせ建蔽率が40%であれば敷地の60%が庭ということになりますので。
都市計画はどんな家を建てたいのか、どんな雰囲気の街に住みたいのかにも関係してきますので、土地を探す前に是非考えながら土地を探していただくと良いと思います。
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