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いざ、条件にぴったりの素敵な物件に出合っても「念のためもう少し考えたいな」「資金準備に手間取って」
なんてついつい1週間も過ぎてしまうと、あっという間に他の買い手がついてしまいます。
条件にあった物件が見つかったら、即断即決!これができるかどうかが中古物件購入成功の分かれ道になるのです。
心の整理と物件探しに時間をかけたら、あとはスピード感を持って行動あるのみ!

ポイント1

購入後の“魔の1週間”を
いかに乗り越えるか。

物件購入のタイミングでは、「買います」と伝えると同時に住宅ローンの申し込みが必要になるなど、
様々な手続きが集中する“魔の一週間”があります。
どんな手続きが必要で、そのためにどんな準備をしておいたら良いのかあらかじめ知っておくとスムーズです。
たとえば、物件が見つかってから住宅ローンを依頼する金融機関を探すようでは間に合いません。
あらかじめ目星をつけておくことが大切です。

ポイント2

内覧直後から
プラン・予算組みを開始する。

住宅購入のほかに、リフォームやリノベーションをする場合にはその費用も準備しておく必要があります。
リフォーム専用ローンは通常の住宅ローンより金利が高いことを考えると、1本化して借りたいところですよね。
そんなニーズを受けて登場しているのが「購入+リフォーム」をとりまとめたローン。
しかしこのローンを申し込むには、その時点でリフォームやリノベーションにかかる具体的な金額が分かっていることが必要になります。
つまり購入を検討して内覧をする際にリフォームやリノベーションの担当者を同行し、
物件を申し込む前に急いでプランをつくりあげ、予算を算出する必要があるのです。
耐震改修など必要であれば、もちろんその費用もあわせなければなりません。
ローン審査後に借入金額の減額をすることはできますが、増額の場合は審査をやり直す必要があります。
時間と労力のロスを防ぐためにも、段取り良く進めていきたいものですよね。

  • Q.中古住宅でもローンは組める?

    中古住宅でも以前より住宅ローンは組みやすくなっています。ただし、新築より担保価値の評価額は下がります。金融機関によって、担保価値は異なります。自己資金の少ない方は要注意です。

  • Q.35年のローンも可能?

    必ずしも新築物件と同様にローンが組めるとは限りません。中古物件の場合は基本的に建物の耐久性が新築より低く、その分借入期間が短くなるケースが多くあります。35年で計算していたものの、実際は25年となり月の返済額がオーバーしてしまった、とならないよう注意が必要です。

ポイント3

タイミングよく物件調査
“インスペクション”をする。

不動産契約では「手付金」を支払うことになります。
このお金はたとえば「思ったプランができない」「予算が足りない」などの理由でキャンセルとなっても戻ってきません。
そのため契約前に、物件調査やリフォームプランなどの調査&チェックをしておくと安心です。
たとえば住宅診断士などの専門家が目視だけではわからない物件の調査をする
「インスペクション(住宅診断)」を利用するのも1つです。
耐震性はどうなのか、欠陥住宅ではないのかなどを確認してもらうことができます。
ちなみにこの調査は購入申し込みをしていないと売主さんの協力が得られませんので注意しましょう。

ポイント4

“重要事項にかかる調査
報告書” は契約前にチェック。

契約時に重要事項の説明が行われることは当然ですが、実はマンションの場合、
契約前に「重要事項にかかる調査報告書」をマンションの管理会社から取り寄せることができます。
これは事前にマンションの耐久性や管理状況を把握するために非常に有効なツールとなります。
入手は不動産会社経由になりますので、相談してみてください。

ココだけは押さえたい!重要事項のチェックポイント

ポイント5

売買契約書は集中して
細部まで読み込む。

いよいよ売買契約の締結です。
確認事項や書類の作成で長時間を要しますが、契約後にキャンセルしても原則として手付金は戻りません。
契約書の条文を細部までしっかり読み、自分に不利な取り決めになっていないか入念に確認しましょう。
契約書には専門用語が多く、理解しにくい文面もあるはずです。
不安なことがあればあやふやにせず必ず聞き、納得の上で締結することが必要です。

一般的な契約書の基本項目

  • ①売買物件の表示
  • ②売買代金、手付金等の額、支払日
  • ③所有権の移転と引越し
  • ④公租公課の清算
  • ⑤反社会的勢力の排除
  • ⑥ローン特約
  • ⑦付帯設備等の引渡し
  • ⑧手付解除
  • ⑨引渡し前の物件の滅失・毀損
  • ⑩契約違反による解除
  • ⑪瑕疵担保責任
  • ⑫特約事項

また、締結の際には以下のものも必要になるので、漏れのないように入念にチェックしてその日を迎えましょう。

売買契約時に必要になる主なもの

  • □手付金
  • □印紙税
     
  • □実印
     (共有名義の場合は全員分)
  • □本人を確認する書類
     (運転免許証など)

ポイント6

物件購入費以外の
諸費用も忘れずに。

住宅の購入にはその費用のほかに、様々な諸経費も必要になります。
中古住宅の場合の諸経費の目安は物件価格の5~10%程度。
たとえば5000万円の物件であれば、250万~500万円にもなるということです。
もちろん諸条件によって異なるので一概には言えませんが、「予想以上に高くて驚いた」なんてことがないように、
早めに仲介会社に確認をしておくと安心です。

主な諸費用例

  • □仲介手数料
  • □登記費用
  • □融資手数料
  • □ローン保証料
  • □団体信用生命保険料
  • □火災保険料
  • □地震保険料

ポイント7

中古住宅購入を成功させるには
物件の見極め方が重要

中古住宅で成功するために一番大事なことは、新築を建てるよりも安いかどうかです。
思い入れのある自宅を快適な空間にするためなら結果新築より高くなってしまっても
諦められますが、わざわざ中古を買ってリノベーションをして新築の注文住宅を建てるより高くついてしまっては意味がありません。

一昔前は中古需要も少なかったため、中古の戸建てはほとんど値段がついていませんでした。土地代にまだ使用できる家がついているようなものでしたが、最近では場所さえよければ、中古戸建てもなかなかの値段がついています。

中古物件の購入を成功させるために
注意していただきたいポイントをお話します。

1. 建物の値段を算定する

中古戸建ては土地代と建物代と分けられます。販売している価格は土地建物が一緒になった価格ですので、わかりにくいですね。
そこで簡単に土地の価格を出す方法があります。
まず、路線価を確認することです。路線価は時価の70%くらいで考えます。つまり路線価は時価の7掛、割戻すと時価です。また、同じような地域で売られている坪単価も参考にします。より時価に近しい数字を知りたい場合は信頼できる不動産会社に確認してみるほうがよいです。

2. 断熱性を確認する

中古戸建ては比較的断熱性の少ない家が多いものです。断熱は壁や天井の中にありますので目視で判断するのは難しいです。断熱性を確認するには真夏や真冬に内見してみるとわかりやすいですね。
断熱性を上げるためには壁や天井の改修工事になりますのでその分のコストを考えておく必要があります。今後求められる断熱基準も変わっていきますので、断熱は必ず考えるべきポイントとなります。

3. 使用できる状態を確認する

当たり前ですが、設備や内装など、現状のまま使用できるのか、リフォームをするのかによってかかるコストが変わります。

中古住宅購入の成功は土地代と建物の状態によって大きく変わりますのでプロと一緒に探していくのが望ましいです。

まとめ

物件購入成功は9割が
事前準備で決まる!

コレだ!と思えるような不動産に巡り合った時、即座に購入に動くためには、資金の準備はもちろん、どんなリフォームやリノベーションをしたいと思っているのか、住宅ローンはどうするのかなどをある程度固めていなければなりません。逆にしっかり準備をしておけば、いざ素敵な物件との出会いがあったときに段取り良く進めることができます。条件ぴったりの物件を手に入れられるかどうかは事前準備にかかっているといっても過言ではありません。後悔のない不動産選びをするために、準備は余念無く行いましょう。